データベースの種類
利用者データセット(ニコチン)は、病院、診療所データベースをご契約のお客様がご利用いただけるデータセットになります。
病院 | 診療所 | 歯科診療所 | 薬局 | 介護事業所 | 地域医療 |
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データ項目の一例
- データ項目はデータセットの一部です。データ型・桁数・単位等の仕様はお問い合わせください。
患者数ニコチン依存症管理料_年間算定患者数 |
患者数ニコチン依存症管理料_算定患者数_禁煙治療終了 |
患者数ニコチン依存症管理料_算定患者数_禁煙治療終了_成功 |
患者数ニコチン依存症管理料_算定患者数_禁煙治療_中止禁煙 |
患者数ニコチン依存症管理料_初回治療_年間算定回数 |
患者数ニコチン依存症管理料_年間延べ算定回数 |
ニコチン依存症
WHOによると、たばこ(能動・受動)は、人に対する発がん性を示す十分な根拠があるとされています。また、 喫煙が原因 と考えられているものとして、 消化性潰瘍 、 喉頭がん 、 泌尿器がん(腎盂、膀胱など) 、 肺がん 、 胸部大動脈瘤 、 食道がん 、 慢性閉塞性肺疾患(COPD) など様々な疾患があげられています。(※1)
ニコチン依存症管理料について
2006年 平成18年度診療報酬改定で新設された施設基準
この基準を満たした診療所または病院が、禁煙を希望しニコチン依存症と認められた患者に対し、必要な治療を行った時に、5回まで算定できます。
<算定要件>
入院中の患者以外の患者に対し、「禁煙治療のための標準 手順書」(日本循環器学会、日本肺癌学会、日本癌学会及び 日本呼吸器学会の承認を得たものに限る。)に沿って、初回の 当該管理料を算定した日から起算して12 週間にわたり計5回 の禁煙治療を行った場合に算定 (※1)
2020年 令和2年の診療報酬改定では、ニコチン依存症管理料について 以下の点などで見直されることとなりました。 ※2
- 紙巻きたばこに加え、加熱式たばこも治療の対象
- 情報通信機器を用いた 診療が可能に(回数などに決まりがあります)
- ニコチン依存症管理料2(一連での算定)
ニコチン依存症管理料 実績データ
データセットで、ニコチン依存症管理料を算定している医療機関の次の状況等がわかります。
- 治療をうけた患者数
- 5回の治療回数を終了し禁煙できた患者数
- 5回終了はしなかったものの禁煙できた患者数
- 禁煙できた患者数 など
ニコチン依存症の治療の実力が把握可能に
( 5回の治療を終了した場合の禁煙達成率は約9割:厚労省 ※1)
分析例
- どの医療機関に患者多いのか
- 治療を最後まで継続できている患者が多いのはどこか
- 禁煙達成ができている患者の割合が多いのはどこか
個々の医療機関 病院、診療所での患者数、禁煙できた患者数、禁煙できた割合などで比較。患者数、5回の治療継続状況、禁煙達成状況をみる。
- 治療結果が良い医療機関の標榜は?他の施設基準は?
- 外来のがん治療を提供しているのか、喘息の治療を多く扱っているのか。
主に診療所において、ニコチン依存症の治療の他に、どのような施設基準での診療を提供しているのか。医療機関の強みを深く読み解いていく。
※1 中医協総会 令和元年12月11日 「外来(その3)
(かかりつけ医機能、その他)」
※2 厚生局通知 令和2年3月5日 保医発0305第3号
「特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて」