SCUEL医薬品供給ガイド
最終更新: 2026年7月11日|令和8年度診療報酬改定(保医発0305)対応「医薬品供給不安等に伴う患者紹介に係る案内書」(別紙様式4-2)は、令和8年度診療報酬改定で導入された様式です。医薬品の供給不安により自局に在庫がなく調剤できない場合に、在庫のある他の保険薬局へ患者さんを紹介する際に交付します。このページでは、様式の構成・各欄の書き方・記入例を解説し、そのまま使えるWord/Excelテンプレートを無料配布します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| いつから | 令和8年度(2026年度)診療報酬改定から。関連通知は令和8年3月5日 保医発0305。 |
| 誰が交付する | 在庫がなく調剤できない紹介元の保険薬局(保険薬剤師が署名又は記名押印)。 |
| 誰に渡す | 患者又はその家族等。(2)を切り離さずに紹介先保険薬局へ提示してもらう。 |
| 保管義務 | 紹介先保険薬局で2年間保管。 |
| 前提となる対応 | 交付前に紹介先薬局へ電話等で在庫を確認していること((2)に相談日時・対応者を記載)。 |
案内書は2部構成です。(1)は患者向けで、在庫がない医薬品名・処方元・紹介先薬局を明記し「処方箋期限の間に紹介先へ」と案内する部分。(2)は紹介先薬局向けで、事前の電話在庫確認の記録(日時・対応者・確認した医薬品・自局で調剤ができない理由)を伝える部分です。患者さんには切り離さずそのまま紹介先へ渡すよう説明します。
| 欄 | 書き方のポイント |
|---|---|
| 紹介元保険薬局の所在地及び名称/電話/FAX | 自局の情報。ゴム印可。問い合わせを受けられる番号を記載。 |
| 保険薬剤師氏名 | 交付する薬剤師が署名又は記名押印。 |
| 在庫がない医薬品名 | 販売名+規格まで正確に(例:「レベチラセタム錠500mg「〇〇」」)。処方箋の記載に合わせる。 |
| 処方元保険医療機関名 | 処方箋を発行した医療機関名。 |
| 紹介先保険薬局の名称 | 事前に電話で在庫確認済みの薬局を記載。店舗名まで特定する。 |
| 電話相談日時/相談対応者氏名 | 在庫確認の電話をした日時(「時ころ」まで)と、応対した紹介先薬局の担当者名。 |
| 在庫確認医薬品名 | 電話で在庫を確認した医薬品名。必要日数分があるかも確認しておくとトラブルを防げます。 |
| 自薬局で調剤ができない理由 | 例:「出荷調整により在庫が確保できないため」「限定出荷品目のため入荷未定」など簡潔に。 |
案内書が必要になる場面は「その薬の供給がどうなっているか」「代替はあるか」を確認すべき場面でもあります。SCUELの無料ツールで交付前にチェックできます:
A. 令和8年度(2026年度)診療報酬改定からです。供給不安により自局で調剤できず他の保険薬局へ患者を紹介する場合の運用として、別紙様式4-2が定められました。
A. 様式に「紹介先保険薬局ではこの案内書を2年間保管すること」と明記されています。紹介を受けた側の薬局が保管します。
A. 令和8年度改定では「地域支援・医薬品供給対応体制加算」(薬局・加算1〜5)や「地域支援・外来医薬品供給対応体制加算」(診療所)など、医薬品供給への対応体制を評価する加算が新設されました。加算1の施設基準には薬局間の分譲実績(別紙様式4-1等の2年間保存)が含まれており、本案内書(4-2)と同じ地域供給体制の実務です。点数・施設基準・届出手順は加算の解説ページ ↗で詳しくまとめています。
A. 当ページのテンプレートは公式様式に準拠して作成していますが、運用上の取り扱い(準用の可否等)は最新の通知・疑義解釈と地方厚生局の案内をご確認ください。
A. 厚生労働省「医薬品供給状況一覧」を毎日反映している供給モニター ↗で医薬品名を検索すると、限定出荷・供給停止の届出状況と解消見込みを確認できます。
A. 品目別供給カルテ ↗で、同一成分の全銘柄の出荷状況と、通常出荷が続く同薬効の代替候補を確認できます。メーカー単位で見る場合はメーカー別供給状況 ↗が便利です。
A. 各品目のカルテに「出荷調整はいつから?いつまで?」の欄があり、通常出荷への復帰を検知した日を確認できます。回復の実績 ↗では直近の復帰事例と回復までの期間の実測データをまとめています。