地域医療を可視化する
エリアマーケティングサービス

SCUEL データベースをクラウド環境で利用できるサービスです。 刻々と変化する地域医療・介護資源をクラウド環境を通じ可視化、本部から現場向けまでワンストップで提供します。

医療機関の外来患者数 / 処方箋総数の推測

処方箋の概ね8~9割が同一番地または250m圏内で調剤薬局に受け付けられる傾向があります。
これを元に、周囲の任意の範囲内の調剤薬局が受け付けている処方箋の合計することで、医療機関(院内処方を除く)の外来患者数や、処方箋の総枚数の推測に役立ちます。

処方元の医療機関と処方箋受付状況の把握

集中率
調剤薬局の処方箋の枚数が、特定の医療機関に大きく依存しているのかが見えてきます。

集中率が高い調剤薬局の後発医薬品の処方の状況は、処方元と思われる医療機関の後発医薬品に関する診療を考える材料となります。

応需する医療機関からの外来処方箋の状況

調剤薬局が受ける処方箋(受付回数)は、多い薬局では年に10万回を超えます。
別の表現をすると、少なくとも延べ10万人の外来患者が、その薬局を頼りにしていると考えられます。

様々なタイプがある調剤薬局

調剤薬局のタイプとしてよく耳にするのが
・門前薬局
・マンツーマン薬局
・敷地内薬局(立地が医療機関の敷地内)
・医療モールの薬局
・面応需薬局(住宅街などに立地 広く様々な医療機関からの処方箋を受ける)
・在宅や施設型の薬局


処方箋の処方元によりその単価にも幅があり、受け付ける処方箋の内容(総合病院なのか整形外科や眼科など単科なのか)によって、薬局に用意すべき薬の品数や種類(抗腫瘍剤や糖尿病治療薬、点眼など)が変わってきます。

病院の敷地内薬局と集中率

たとえば 敷地内薬局
2019年4月に東大病院の敷地内に薬局がオープンしたことが話題になりました。病院への敷地内薬局の出店傾向は増加傾向のようです。
2020年改定では、その敷地内薬局の対象が、診療所まで含まれることになりました(一部を除く)。

敷地内薬局が算定している「特別調剤基本料」
2019年の調剤薬局実績のデータで、調剤薬局について、処方箋受付回数と処方箋集中率についてみてみると、受付回数が多ければ多いほど集中率が高くなる傾向。(グラフ左)

一方で(グラフ右)、
地域での役割を求められている地域支援体制加算では、処方箋受付回数が多ければ多いほど、特定の医療機関に依存しない(集中率が低くなる)傾向にあるようです。
同じ規模の受付回数でも、複数の医療機関から処方箋を受けていることが考えられます。

受付回数が4万回以上の地域支援体制加算の薬局が備蓄している医薬品数について分析し、さらには今後の改定の影響(新設算定項目:[外化連] [特薬管2]など)を確認していくことで、医療機関と薬局とのつながりが見えてくるかもしれません。

貴社独自のカスタマイズも可能。
納入実績や活動データも連携し、エリア戦略を支援します。

SCUEL データベースに加え、社内データ(Inhouse Data)、他企業データ、NDB などのオープンデータを組み合わせ、地域の状態を可視化。エリア別の戦略立案を支援します。

1.BI Plan Discussion

どのような画面を提供するか等画面検討会への参加、意見等を行います。

2.BI System design

どのデータを、どのロジックで実装するか設計指示書を作成します。

3.BI System Implementation

どのデータを、どのロジックで実装するか貴社SE 等と連携を取りながら実装をご支援。

4.Follow-up

BI リリース後の研修や利用方法に関するドキュメント作成、研修資料等の作成をご支援。

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