医療機関のウェブから、希少疾患の可能性や
特殊検査の実施状況を発見する。

SCUEL RDは、医療機関のホームページから貴重な情報を収集・解析するサービスです。AIと高度なデータ分析技術を駆使し、希少疾患の診療可能性や特殊検査の実施状況など、従来のRWDやレセプトデータでは捉えきれない情報を効率的に抽出します。

SCUEL RDの概要

SCUEL RDは、全国の医療機関ホームページをAIで解析し、特定の疾患や検査実施状況をリスト化するサービスです。病院約7,560件、診療所約58,200件を対象に、複数施設を運営する法人でも施設単位での管理が可能です。年3,000件以上の月次更新により、最新情報の信頼性を確保。法人や施設ごとにURLを最適化し、効率的なターゲティングを実現します。これにより、医療業界の営業・マーケティング活動を強力に支援します。

施設・医師ターゲティングを精緻化

SCUEL RDは、医療機関のホームページ解析を通じて、希少疾患や診療科特定が難しい疾患、特定の検査や専門外来を行う施設をリスト化します。この情報は、RWD(リアルワールドデータ)や売上データと組み合わせることで、ターゲティングリストの精緻化に貢献します。例えば、レセプトデータでは捕捉できない施設や患者の発見が可能となり、営業活動の効率化を実現。両データを併用することで、より広範かつ正確なターゲティングが可能になります。

希少疾患の診療可能性の
ある/診断可能な施設探索

レセプトの傷病名では広い疾患や先行薬がない医薬品

診療科の特定が困難な
疾患
の訪問先選定

施設によって診ている診療科が異なる疾患の施設内ターゲティング

特定の検査や専門外来
行っている施設リスト作成

施設によって診ている診療科が異なる疾患の施設内ターゲティング

お客様の声

SCUEL RDを導入したお客様からは、希少疾患や特定の検査に対応する医療機関のリスト作成や、診療科横断的なアプローチによる潜在患者の発見など、ターゲティング精度の向上に高い評価をいただいています。従来のレセプトデータや売上データでは見つけられなかった施設や患者にリーチできたことで、営業活動やマーケティング戦略の効率化が実現しました。また、AI解析と目視確認を組み合わせた柔軟な対応により、医療機関との接点拡大にも貢献しています。

希少疾患の診療可能性の
ある/診断可能な施設探索

施設リストと組み合わせ、
患者のいる施設リーチを拡大

課題

レセプトデータから患者のいる施設を特定するリストは購入済だが、全体のカバレッジは低く、まだまだ患者のいる施設にリーチできていない課題があった。

SCUEL RD の評価

○○病の患者がいることをレセプトで確認済の施設が検知されていたことに加え、レセプトで確認できなかった施設も訪問したら患者がいた事例があった。
今後はレセプトだけ推計していた患者推計ロジックにも組み込むことで精度が向上するかを検証したい。

診療科の特定が困難な
疾患
の訪問先選定

診療科横断的なアプローチで
潜在患者を発見する新仮説

課題

○○病(小児慢性特定疾患)の潜在患者の発掘をしたいが、分かりにくい疾患で決まった症状もないため、簡単に診断がつかずどの診療科にいるか分からない。

SCUEL RD の評価

○○病(小児慢性特定疾患)は小児科以外にも内分泌、整形外科の他で診断されている可能性があるとわかった。SCUEL DBの専門医の人数と診療科ごとに集計をすることで、診療科傾向だけではなく専門医在籍が与える影響についても新たな仮説を持つことができた。

特定の検査や専門外来
行っている施設リスト作成

AI解析と2段階調査で高精度な施設ターゲティングを実現

課題

施設ターゲティングを行う上で、 ○○検査を行っているかが重要であったが、レセプトデータや売上データでは分からない。

SCUEL RD の評価

SCUEL RDで「検査装置名や検査方法」で調査をお願いし、次に○○病を診断するために必要な「検査部位の名称」でテストを実施。MRメンバーに確認したところAI解析は8-9割は正しかったため、本導入を決定。次はワクチン領域も同様の課題があるため実施したい。

AI解析の事例:ワクチンメーカーの特定と傾向分析

SCUEL RDは、医療機関のホームページをAIで解析し、新型コロナワクチン接種の対応有無や受付期間、ワクチンメーカーも特定することができます。特にワクチンメーカー情報の収集は、競合分析を通じて製薬会社の営業活動を効率化するために重要です。このデータは、介護施設との連携や標榜診療科、医療機能の傾向分析にも活用され、医療機関の特性を多角的に可視化します。

検知キーワード(疾患・治療等)の例

SCUEL RDでは、医療機関のホームページ解析を通じて、特定の疾患や治療に関連するキーワードを検知し、医療機関の診療内容や対応可能な治療領域を可視化します。図に示された「皮膚科」「循環器」「眼科」「ワクチン」などの各領域ごとの検知キーワードは、ターゲット施設の特定や営業活動の効率化に役立ちます。

疾患領域検知ワード例
皮膚科領域毛髪外来、脱毛症外来、手掌多汗症、乾癬外来、化膿性汗腺炎 …
循環器領域心アミロイドーシス、心エコー、心筋生検、心筋シンチ、心臓核医学検査 …
眼科領域甲状腺眼症、光干渉断層、蛍光眼底造影、OCT&網膜 …
ワクチン領域新型コロナワクチン、帯状疱疹ワクチン、RSウイルス、シナジス …
難病・希少疾患領域副甲状腺機能低下症、IgA腎症、非典型溶血性尿毒症症候群、好酸球性副鼻腔炎 …
その他低身長、骨密度&DEXA、腹部超音波、MCIスクリーニング検査、院内保育 …

SCUEL RDと医師データ等の組み合わせ

SCUEL RDでは、JMDCグループ各社のデータを活用し、医師の学術活動(学会発表数や論文数)、専門医資格、指定医情報、さらに所属医療機関の患者数や施設特性を一覧化できます。この情報を基に、医師ごとのKOLスコア(影響力指標)を算出し、営業やマーケティング活動において優先順位を付けることが可能です。

SCUEL RDを試す

SCUEL RDの無料サンプル調査で、AI検知の威力を体感できます。一部地域や施設のホームページ情報から、
検知数と精度を確認可能。貴社のターゲティング精度を高める強力ツールをお試しください。