「SCUEL DATA REPORT」   
~激変する医療業界を、弊社の高鮮度で精緻なデータベースの数字から読み解く。

◆SCUEL DATA REPORT Vol.20

【診療報酬改定2022】変わるオンライン診療・服薬指導
~改定直前の2022年3月からみる改定後の行方

改定直前の「オンライン診療・服薬指導」

オンライン診療料:情報通信機器を用いた診療の評価新設、オンライン診療料は廃止へ

コロナ禍で時限的・特例的に可能となっていた初診からの「オンライン診療」。

2022年診療報酬改定では、対面診療と組み合わせることを前提に、初診からのオンライン診療が可能となり、「初診料(情報通信機器を用いた場合)」が新設されました。

  •  「オンライン診療の適切な実施に関する指針」の見直しを踏まえ、情報通信機器を用いた場合の初診について、新たな評価を行う。 
  • 再診料について、情報通信機器を用いて再診を行った場合の評価を新設するとともに、オンライン 診療料を廃止する。 

(令和4年度診療報酬改定の概要 個別改定事項Ⅱ 厚労省より抜粋)

再診については、情報通信機器を用いた場合の評価が新設、「オンライン診療料」が廃止されます。

改定直前の2022年3月時点で「オンライン診療料」を届け出ている保険医療機関がどれくらいあるのか、調査しました。

※ホワイトペーパーのダウンロードで、市区町村別の届出件数をご覧いただけます

「オンライン診療料」の廃止に伴って、これまでは3か月ごとに対面診療を行うことが要件となっていましたが、今回改定でその要件は無くなりました。さらに、皮膚科特定疾患指導管理料や腎代替療法指導料、がん患者指導管理料等といった医学管理等の対象も拡充されました。実施に当たっては、新たに見直された「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に沿って診療を行う体制を有することが求められています。

オンライン服薬指導:届出対象から除外

保険薬局のオンライン服薬指導についても、薬剤服用歴管理指導料が廃止され、オンライン服薬指導に係る施設基準は届出対象から外れることになります。

改定直前の2022年3月時点で、「オン外薬(薬剤服用歴管理指導料の4に掲げる情報通信機器を用いた服薬指導)」を届け出ている医療保険での薬局件数を調査しました。

保険医療機関については、2022年4月には新たな「情報通信」の届出が開始されますので、当社では引き続き「オンライン診療料」から「情報通信」への移行期にみられる変化に着目していきます。

ホワイトペーパーでは、以下の数値を掲載

市区町村別 (2022年 3月時点)

  • オンライン診療料 届出保険医療機関数

施設基準データセットデータセットについてはこちら

医科:https://scueldata.me/dataset/requirement-medical/
薬科:https://scueldata.me/dataset/requirement-pharmacy/

◆SCUEL DATA REPORT Vol.20
全国市区町村別の「オンライン診療料」の届出状況を、各地方厚生局から入手した情報をもとに2022年 3月時点での地域の姿としてご報告いたします。
下記のフォームより、PDF資料をダウンロードいただけます。

こちらの「個人情報の取扱いについて」をお読みになり、ご同意ください。

■ミーカンパニーのプレスリリース⼀覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/11087