〜加速する医療の情報化を、各医療機関の電⼦カルテ、各種オーダリングの導⼊状況からみる〜

医療の電⼦化が加速する。
「2020年度までに400床以上の⼀般病院における電⼦カルテの普及率を90%」の閣議⽬標。今年度も引き続き「医療情報化⽀援基⾦」が厚労省予算に組まれている。そしてさらにコロナ禍で加速する医療の情報化。
 ミーカンパニー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:前⽥ 健太郎 以下 「当社」)は、診療所から病院まで、個々の医療機関のシステム導⼊状況についてデータを収集。データベース化し、「SCUEL医療情報システムデータセット」として提供を開始しました。

<項目例>
院内処方      院外処方 /院内処方有
外後発使      外来後発医薬品使用体制加算を届出ている診療所
電子カルテ     導入 有無
データ提      データ提出加算を届出ている医療機関
オーダリング_検査 導入 有無
オーダリング_処方 導入 有無
オーダリング_予約 導入 有無

電子カルテの新規導入、既に導入済の医療機関での標準化の対応、現在導入しているシステムの強化、オンライン資格認証の仕組みの追加など、医療機関の課題を把握することにも役立ちます。

<分析例>病院
病床規模別の電子カルテ、オーダリングの導入状況
各医療機関の医師数、標榜科、地域で担っている医療機能から個々の医療機関(診療所/病院)地域ごとに見る。

中規模病院 100床~199床 院内の一部にオーダリングを導入
標榜科複数 一般病床/療養病床 急性期病室の有無/リハビリの有無
周辺の医療機関や医療機能とあわせて地域を俯瞰

<分析例>診療所
診療所の電子カルテ、オーダリングの導入状況
従来型の在宅療養支援診療所
有床診療所 電子カルテを導入 腎臓内科や血液内科を標榜
在宅医療の診療の状況 透析の対応有無 地域医療支援病院との連携の有無

<政策背景>
令和元年(2019年)に、社会保険診療報酬⽀払基⾦に「医療情報化⽀援基⾦」が創設され、医療の情報化に向けて国の予算額もこれまでにない額が組まれています。電⼦処⽅箋の運⽤開始時期も2022年夏から開始と⾻太の⽅針であげられました。
今後、オンライン資格認証の導⼊に向けた医療機関・薬局のシステムの整備や、国の指定する標準規格医療機関の電⼦カルテシステム等導⼊など急速に進むことが考えられます。
「医療情報システムデータセット」は、電⼦カルテの新規導⼊、既に導⼊済の医療機関での標準化の対応、オンライン資格認証の仕組みの追加など、医療機関の動を把握することにも役⽴ちます。

■「医療情報システムデータセット」 紹介サイト
https://scueldata.me/dataset/ict/

■ミーカンパニーについて
ミーカンパニー株式会社は、2010年設立以来、医療機関・薬局・介護・障害福祉データベース「SCUEL®(スクエル)データベース」を構築してきました。「データでこれからの日本の医療・介護を支えること」を事業理念とし、高鮮度で精緻なデータベースの提供を通じて、地域包括ケアシステムの実現や、患者と医療、家族と介護をつなぐことを推進します。