調剤薬局の処方箋受付回数・集中率がわかる、

スクエル「調剤薬局実績データセット」 の販売を開始しました

〜   薬局 その淘汰の時代に地域別の処方箋シェア等の分析に活用   〜


ミーカンパニー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:前田 健太郎 以下 「当社」)は、「調剤薬局実績データセット」の提供を開始しました。調剤基本料のまさに基本となる処方箋受付回数、集中率をはじめとした薬局の1年間の実績がわかるデータとなります。
淘汰の時代ともいわれている薬局の、その各店舗の実力・実績の把握が可能です。

 ■「調剤薬局実績データセット」 について
全国に 約 6万店舗ある保険薬局。各店舗の 1年間の実績 にあたるデータとなります。

項目名出力サンプル単位
処方箋受付回数5,704
集中率41
備蓄医薬品数1,205
在宅患者調剤加算_実施患者数5
後発医薬品_新指標の割合73.5
後発医薬品_カットオフ値の割合77.3

全国に6万店舗近く保険薬局が存在し、当社はその90%を超える保険薬局の実績データを保有しています。

■処方箋受付回数
処方箋の受取量(応需量)を把握するデータ項目で、保険薬局の調剤基本料を決める重要なデータです。

■集中率
薬局と医療機関との関係を把握するデータ項目で、特定の医療機関から集中して処方箋を受けている状況を表します。

2019年7月時点での各薬局の1年間の調剤業務実績データから、各薬局の延べ患者数、後発医薬品の取扱いの割合、施設基準にあわせた在宅患者数や在宅の算定回数(介護保険含む)、備蓄医薬品数、地域に果たす役割、戦略、などの推測が可能です。

<分析例>
■診療報酬改定の影響
  「調剤基本料の見直し」が、薬局の収益に及ぼす影響

~2020年診療報酬改定での調剤基本料の見直しによる減収の可能性がある薬局
調剤基本料1を算定している薬局は、保険薬局全体の 3/4(約76%)

このうち一部の薬局は、調剤基本料2に変更となる診療報酬改定となりました。
(調剤基本料が、処方箋一枚あたり 420円から260円への減収 ※となります。)

減収の可能性がある保険薬局を、受付回数と集中率と施設基準とで確認できます。

※ 令和2年度診療報酬改定について(厚労省)より引用
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000608537.pdf

<分析例>
■グループ薬局の規模や戦略を俯瞰
 薬局グループごとの処方箋受付回数 在宅患者数を比較
 有利と言われるグループ薬局 その実際の状況を確認

グループ名店舗数処方箋受付回数在宅患者数
総計1,27524,870,645回30,154人
日本調剤3246,913,497回9,224人
アイン薬局2715,430,120回5,078人
そうごう薬局1302,280,328回1,902人
クオール薬局2283,830,054回3,330人
イオン薬局1111,695,749回45人
アイセイ薬局2114,720,897回10,575人

※ 店舗名称にグループ名称が含まれる事業所を集計(エリア:関東厚生局)

グループ薬局ごとの戦略の違いを読み解くうえで、調剤業務の状況を俯瞰することができます。在宅に注力しているのか、セルフメディケーションなど調剤以外の業務にも注力しているのかなどがわかります。

<分析例>
■薬局の実績ベンチマーク ~ 類似した実力の他の店舗を探す

在宅患者の割合や在宅の算定回数、処方箋受付回数や備蓄医薬品数や施設基準で

情報を絞り込み、自局とのベンチマークや経営戦略の見直しをする。

エリア内、もしくは在宅向けサービスを行っている薬局での、または加算など、一定の条件で薬局をベンチマークし、業務や戦略の改善点を探すことも可能です。

そもそも地域での処方箋の総枚数を推測すると? 自分の薬局のエリアシェアは?
新型コロナウイルス感染症拡大による患者の受診を控える行動の影響、処方箋応需枚数の減、0410対応、病院薬剤師への転職の動き、診療報酬改定での調剤基本料見直し、敷地内薬局の対象の拡大、薬機法改正での9月からのオンライン服薬指導の開始、次年以降の薬局の機能分化、患者のための薬局ビジョンなど、薬局をとりまく様々な課題を考えるために有用なデータです。

■SCUELデータベース紹介サイト

薬局の年間処方箋受付回数、集中率に関するデータセット
https://scueldata.me/dataset/prescription-reception/

■ミーカンパニーについて
ミーカンパニー株式会社は、2010年設立以来、医療機関・薬局・介護・障害福祉データベース「SCUEL®(スクエル)データベース」を構築してきました。「データでこれからの日本の医療・介護を支えること」を事業理念とし、高鮮度で精緻なデータベースの提供を通じて、地域包括ケアシステムの実現や、患者と医療、家族と介護をつなぐことを推進します。