MRの情報収集は、いま十分に機能しているのでしょうか。
医師とのコミュニケーションを目的とした日常的な情報収集の実態を把握するため、アンケート調査を実施しました。
本調査の結果、人員削減に伴う担当エリア・施設数の拡大により、情報収集に割ける時間が不足しているという課題が浮き彫りになりました。
では、具体的にMRはどのような情報を収集し、どのような課題を感じているのでしょうか。
以下、調査結果の概要をご紹介します。
| <調査概要> 目的:MRが医師とのコミュニケーションを目的として行う日常的な情報収集の傾向等の探索 対象:ミクスOnlineに会員登録しているMRの方 方法:Webアンケート 期間:2025年12月 |
■回答者の属性
- 有効回答数:69名
- 回答者の74%がMR経験 16年以上
- 担当施設数は、病院では1~19施設、診療所では10施設未満と100施設以上がボリュームゾーン
経験豊富なMRが多く回答している点も、本調査の特徴です。

■日常的に収集している情報、活用している情報媒体
- 日常的に収集している情報としては、競合企業の動向、学会・論文発表など、処方の方針に直結しやすい情報が上位を占めました。
- 活用している情報媒体では、医療機関のホームページや業界メディアが主な情報源として上位に挙がりました。
- また、回答者の約4分の1が自治体のホームページも確認していることが分かりました。

■情報収集のタイミングと所要時間
- 情報収集のタイミングは、訪問前や勤務時間の前後が上位に挙がりました。
- 1回あたりの所要時間は 6~15分が最多でしたが、31分以上かけている回答者も全体の4分の1を占めました。
限られた時間の中で情報収集が行われている実態が見えてきます。

■情報収集における課題
- 「散在する情報の収集に時間がかかる」「情報の整理に時間がかかる」といった回答が上位を占めました。
- また、「担当施設数が多く、各施設の情報の信頼性確認や深掘りまで手が回らない」といった、複合的な課題も多く挙げられました。

■MR経験年数による違い
- MR経験16年以上の回答者は、活用している情報の種類が多様である一方、情報の質に課題を感じる傾向が見られました。
- MR経験16年未満の回答者は、情報の整理や面談トークへの落とし込みなど、情報の活用方法に課題を感じる傾向が見られました。

■企業属性(内資/外資)による違い
- 内資系製薬企業のMRは、複数領域を担当し、受け持つ医療機関数が多く、活用している情報種類が少ない傾向が見られました。
- 外資系製薬企業のMRは、内資系企業よりも担当医療機関数が少なく、活用している情報種類が多様な傾向が見られました。

■今回の調査を通じて見えてきたこと
今回のアンケートからは、MRの情報収集が依然として重要である一方で、
- 担当施設数の増加
- 情報源の分散
- 情報整理にかかる時間負担
といった現場ならではの課題が存在していることが見えてきました。
また、経験年数や企業属性によっても、感じている課題の内容に違いが見られました。
こうした実態を踏まえ、これからのMR活動において、どのような情報活用のあり方が求められるのか。
■セミナーのご案内
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