ジェネリック医薬品
安定供給ダッシュボード

厚生労働省ガイドラインに基づき製薬メーカーが公表する「様式3(安定供給のための予備対応力)」と「様式4(供給実績)」を、医薬品ヘルスケアデータベース Xlib(クスリブ)と突合して薬効領域別に集計。製造余力・在庫体制・供給トレンドに加え、過去の供給実績の推移まで確認できます。

調査時点:2026年5月8日
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申込締切 2026年6月5日(金)17:00
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出典:様式3安定供給のための予備対応力
出典:様式4供給実績(過去の供給量と継続性)
/ 00 — READING GUIDE

表の見方・指標の定義

様式3とは出典:様式3

薬価基準収載の後発品(ジェネリック)を製造販売する全企業が、 自社のWebサイトで公表することが求められている報告書です。 安定供給を確保できる企業を可視化することを目的としており、 厚生労働省は各企業のWebサイトのURLを集約して公開しています。

様式3は「後発品の安定供給のための予備対応力の確保」に関するもので、 有事(大規模な自然災害などを含めた非常事態や、他社で出荷停止等になった場合の増産等を想定) の際にも安定供給できる体制を、製造余力と在庫量の両面から数値化したものです。

報告対象は 「安定確保医薬品」(必須)と 「基礎的医薬品」(任意)。 特に医療上の必要性が高い「安定確保医薬品」では、一定以上の製造余力または在庫量の確保が求められています。

DATA STRUCTURE / 集計の単位について

薬効領域の分類基準:本ダッシュボードで用いている「大分類/中分類/小分類」は、 日本標準商品分類(総務省定義) の中分類「87 医薬品及び関連製品」に基づきます。

YJコードの粒度(12桁)1〜4桁 = 薬効分類(本集計の単位)/ 1〜7桁 = 同一成分単位(メーカー・剤形を横断)/ 1〜9桁 = 成分+剤形単位 の階層を持ちます。投与経路(内用/注射/外用)/01 製造余力・在庫傾向 の「投与経路」タブと、/04 品目別 詳細 の区分フィルタから絞り込めます。成分名は /04 の検索欄に薬剤名(例:「クエチアピン」)を入力することで同成分の他社品目を一覧比較できます。

評価指標の計算式様式3の指標出典:様式3
製造余力指数 = (B) 向こう3か月で追加生産可能な量 ÷ (A) 基準供給量
(A) は「過去3年で連続した最大供給実績の3か月分(4半期毎)」または「直近3か月分」の大きい方(薬事工業生産動態統計調査の数量を使用)。 (B) は製造のボトルネック工程をもとに算出した、向こう3か月以内に追加で増産できる量(在庫放出分は除く)。
A余力大(基準の半分以上)0.5 以上
B余力あり0 〜 0.5
C余力なし(増産不可)= 0
D出荷停止中
余剰製造能力(①〜⑥)
増産や供給量を増やす必要が生じた場合に備えた、製造余力の持ち方(方法)。3か月以内に対応可能な方法を選択。
生産ロット数を増加1ロット以上増加可能
大スケール設備切替承認済かつPV完了
製造ラインの複数保有同一工場・別棟など
複数の製造拠点保有自社/他社アライアンス
製造余力無し在庫対応のみ
非公表/未確認委託製造で確認不可など
在庫指数 = (D) 現在の在庫確保量 (月数) ÷ 3か月(標準)
標準在庫を 3か月分 として、その何倍を保有しているかの比率。 製造余力が無い品目(C)でも在庫が厚ければ有事に対応可能。
A4.5か月分以上1.5 以上
B3〜4.5か月分1 〜 1.5
C標準(3か月分)= 1
D3か月分未満1 未満
直近3年間の供給状況様式3の項目出典:様式3

過去3年の出荷量(製造販売業者→販売業者等への出荷量)の傾向を5分類。1年目に対する3年目の比率に基づき定義されています。

① 増加傾向 3年目 / 1年目 ≧ 110% ② 減少傾向 3年目 / 1年目 < 90% ③ 季節性 感染症薬・花粉症薬等 ④ 不規則 一過性の需要過多が頻発 ⑤ 横ばい 90% 〜 110% 未満
様式4とは出典:様式4

様式4は、各メーカーが公表する 「供給実績」 に関する報告書です。 様式3が「将来の有事に備えた予備対応力」(製造余力・在庫)を示すのに対し、 様式4は「過去に実際どれだけ供給してきたか」という実績ベースの情報を扱います。

具体的には、各品目(規格単位)について 年度ごとの供給実績数量(出荷量)が報告されており、 本ダッシュボードでは 2023〜2025年度の3年間の推移を集計しています。 これにより、「計画どおり安定的に供給できているか」「供給量が増えているか・減っているか・出荷が止まっていないか」を確認できます。

様式4は様式3より報告対象が広いため、集計品目数・メーカー数は様式3と一致しません。 供給実績の推移は /05 供給実績の推移 で、投与経路・薬効領域・薬剤名(品名)で絞り込んで確認できます。

METRICS / 上部 KPI(様式4)の定義

2025年度 供給継続率2025年度の供給実績が報告されている品目のうち、供給実績数量が 0 より大きい品目の割合です。出荷が継続している品目の比率を示します。報告が古く2025年度の数値が無い品目(後述)は分母から除外しています。

供給実績 増加比率2023年度と2025年度の両方が報告されている品目のうち、2025年度が2023年度比で 110% 以上に増加した品目の割合です。単位(錠・バイアル・g 等)が品目ごとに異なるため、数量の合計ではなく品目ごとの増減方向で集計しています。

「—」表示について:報告書の更新時期がメーカー・品目により異なるため、まだ2025年度の供給実績が報告されていない品目があります。その場合、当該年度は 0 ではなく「—(報告なし)」と表示し、出荷ゼロ(実績が0と報告されたもの)とは区別しています。

/ 01 — DISTRIBUTION

製造余力・在庫傾向出典:様式3

指数 (A〜D)
A 余裕あり / 在庫十分
B 一定の余裕
C 余力少 / 通常在庫
D 余力なし / 在庫不足
余剰製造能力 (①〜⑥)
① ロット増加
② 大スケール設備切替
③ 製造ラインの複数保有
④ 複数の製造拠点保有
⑤ 製造余力無し
⑥ 非公表/未確認
01
この表の見方 — Distribution 薬効領域ごとに、製造余力指数余力の種類在庫指数の3本の積み上げ棒グラフを横並び表示しています。バー内の数字は品目数。

① 製造余力指数 (A〜D):向こう3か月で追加生産できる「量」を、基準供給量との比率で評価。 A=0.5以上(余力大)、 B=0〜0.5(余力あり)、 C=0(余力なし/追加生産不可)、 D=出荷停止中。Aが多い領域ほど増産対応力が高い。
② 余剰製造能力 (①〜⑥)増産や供給量を増やす必要が生じた場合に備えた、3か月以内に対応可能な製造余力の「持ち方」。 生産ロット数を増加、 大スケール設備切替、 製造ラインの複数保有、 複数の製造拠点保有、 製造余力無し、 非公表/未確認(委託製造等)。 ①〜④はいずれも備えがある状態(手段が異なる)、⑤は備えなし(在庫対応のみ)、⑥は確認不可。記載要領上①〜④に序列はありません。
③ 在庫指数 (A〜D):現在の在庫量を「標準在庫=3か月」との比率で評価。 A=4.5か月以上(1.5以上)、 B=3〜4.5か月(1〜1.5)、 C=3か月(標準)、 D=3か月未満(不足)。
投与経路
薬効領域品目製造余力指数 (A〜D)余剰製造能力 (①〜⑥)在庫指数 (A〜D)
薬効領域品目製造余力指数 (A〜D)余剰製造能力 (①〜⑥)在庫指数 (A〜D)
薬効領域品目製造余力指数 (A〜D)余剰製造能力 (①〜⑥)在庫指数 (A〜D)
/ 02 — SUPPLY TREND

供給トレンド出典:様式3

02
この表の見方 — Supply Trend 各薬効領域の品目を、メーカー報告の「直近3年間の供給状況」で 5 分類し構成比を表示: 増加傾向 / 減少傾向 / 季節性 / 不規則 / 横ばい。 バーの中の数字は品目数。

右端の2列「増加傾向の割合」「減少傾向の割合」は、その領域の全品目に占める「①増加傾向」「②減少傾向」と報告された品目の割合です。 例えば100品目中40品目が減少傾向なら減少傾向の割合は40.0%。 40% 超は強調色で表示します(増加=緑/減少=赤)。 減少傾向の割合が高い領域は供給縮小リスクが高く、01 Distribution と併読して「需要が減りつつ余力も薄い領域」を特に注視してください。 逆に増加傾向の割合が高い領域は需要拡大中で、製造余力(01)と合わせて見ることで増産対応の余地が判断できます。
増加傾向
減少傾向
季節性
不規則
横ばい
投与経路
薬効領域品目供給トレンド構成増加傾向
の割合
減少傾向
の割合
薬効領域品目供給トレンド構成増加傾向
の割合
減少傾向
の割合
薬効領域品目供給トレンド構成増加傾向
の割合
減少傾向
の割合
/ 03 — MANUFACTURER PROFILE

安定供給のための予備対応力出典:様式3

03
この表の見方 — Manufacturer Profile
本スコアは、各メーカーが様式3で報告した 安定確保医薬品(必須報告品目)等 を対象に、平時の供給傾向・有事の増産余力(製造余力)・在庫での対応力を数値化したものです。メーカーが製造する全品目を評価したものではなく、特に医療上の必要性が高い品目に関する「安定供給のための予備対応力」を示します。スコアが低い=供給に問題がある、という意味ではない点にご留意ください。
各メーカーの予備対応力スコアを2色の積み上げ横棒で表示。 深青製造余力スコア水色在庫スコア。 各セグメントの長さがそれぞれの実スコア(A=4/B=3/C=2/D=1の平均、最大 4.0)で、合算したバー全体の長さ=総合力(最大 8.0)です。

並び順は「合計スコア(製造余力 + 在庫)の降順」。同点の場合は品目数の多い順。 全メーカーを表示します(フィルタの右肩に表示中の社数/全社数を表示)。 Y軸ラベルの括弧内の数字は当該フィルタ内の品目数で、品目数の少ないメーカーは小サンプルによる極端値(1品目で満点など)に注意してください。
🔒 登録すると操作可能に。更新の際に通知もお届け。
メーカー別 予備対応力スコア
製造余力・在庫スコアをメーカー横断で可視化。
登録すると薬効分類・投与経路での絞り込みができます。
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投与経路
SORT
/ 04 — DETAIL

品目別 詳細データ出典:様式3

04
この表の見方 — Detail 「在庫放出可否」列の意味(メーカー報告の「有事が起きた際に在庫放出の対応が可能か?」):
  • 在庫放出可能(有事には市場へ在庫を放出できる)
  • 在庫放出不可(在庫消尽済・受注生産など)
  • 未回答/その他/非公表(メーカーが本項目を空欄にしているケース)

評価タグは A B C D の4段階。 初期表示は100件で、表の下の「すべて表示する」ボタンで全件表示できます(該当件数は常に表示)。
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品目別の詳細データ一覧
薬効分類・メーカー・品名・規格ごとに製造余力指数・在庫放出可否・在庫指数を収録。
登録するとキーワード検索・条件での絞り込みができます。
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区分 大分類中分類小分類 メーカー品名規格 直近3年間の
供給状況
製造余力指数
(A〜D)
在庫放出
可否
在庫指数
(A〜D)
/ 05 — SUPPLY TRACK RECORD

供給実績の推移出典:様式4

05
この表の見方 — Supply Track Record
このセクションは 様式4 に基づきます。様式4は、各メーカーが報告する 「過去の供給実績数量」「計画どおり供給できているか(供給状況の傾向)」 を確認するためのものです。前出の /01〜/04 が示す「将来の予備対応力」(製造余力・在庫)とは異なり、こちらは実際にどれだけ供給されてきたかという実績ベースの情報です。
この表は 規格(YJコード)単位の1行で、各規格について年度ごとの供給実績数量(実数)を、各社の報告値そのまま(加工なし)で表示します。品目をまたいだ合算や品目数への変換は行っていません。供給実績数量の単位は各メーカーの報告に依存し、同一規格であってもメーカー間で錠数・包装単位などの基準が異なります。そのため数量の絶対値をメーカー間で直接比較することはできません。比較はあくまで同一行(同一メーカー・同一規格)の経年推移としてご覧ください。

右端の 増減率 は (2025年度−2023年度)÷2023年度 で算出した変化率です(増加/減少/横ばい)。2023年度が0、または比較年度に報告がない場合は「―」。報告時期の違いで未報告の年度は0ではなく「―(報告なし)」と表示し、出荷ゼロ(実績が0と報告されたもの)と区別しています。ただし「0」は各社が実績0として報告した値をそのまま表示しており、報告様式上、未報告との完全な切り分けは保証されません。

投与経路・大/中/小分類・メーカー・薬剤名(品名)・実績トレンドで絞り込み可能。並び順は 品名順 → 同一品名内は2025年度の供給実績数量が多い順。初期表示は100規格で、「すべて表示する」ボタンで全件表示できます(表内スクロール可)。
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供給実績数量の推移
規格(YJコード)単位で年度ごとの供給実績数量・増減率を収録。
登録するとキーワード検索・条件での絞り込みができます。
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投与経路
区分 大分類 中分類 小分類 メーカー 品名 規格 供給実績数量の推移
(右端=2023→2025年度 増減率)
/ 06 — MARKET GROWTH

薬剤分類別の市場成長率出典:様式4

06
この図の見方 — Market Growth
どの薬効領域の供給が伸びているかを、様式4の供給実績数量から俯瞰するセクションです。個別品目ではなく領域単位で、各品目の 2023→2025年度の増減率の中央値 を成長の指標として表示します。
供給実績数量の単位はメーカーごとに異なるため、数量を合算した「市場規模」は算出できません。そこで、各品目の「2025年度÷2023年度」の増減率は単位非依存(同一品目の自己比較)である点を利用し、その中央値で領域の成長傾向を表します。

増減率を歪める要因は除外しています。具体的には全8,364品目から、(1) 報告なし・出荷ゼロ・新規/終売の品目(2) 増減率が±300%を超える品目(包装の大容量↔小容量切替や桁違いの記載揺れなど、見かけ上の激変が疑われるもの)を除き、両年度に継続実績がある6,856品目に絞って集計しています。

緑(右向き)=供給増加傾向赤(左向き)=減少傾向。バーは増減率の中央値、右側の数値は[中央値%/対象品目数/増加した品目の割合]です。数量の絶対規模ではなく「伸びているか」の方向を示す参考指標としてご覧ください。デフォルトでは小分類×投与経路ごとに中央値の高い順で表示し、大分類・中分類・投与経路で絞り込めます。投与経路(内用薬注射薬外用薬)で分けるのは、剤形により単位の傾向が異なり、混在を避けるためです(信頼性確保のため対象品目5件未満の組合せは除外)。
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薬剤分類別の市場成長率
薬効領域ごとに供給実績の増減率(中央値)で成長傾向を可視化。
登録すると分類・投与経路での絞り込みができます。
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投与経路