
OracleからSalesforceへの移行に伴って、医療機関マスタの整備が急務でした。SCUEL MDMを導入したことで、既存の顧客データと法人・事業所がスムーズに紐づき、重複や抜けの整理が一気に進みました。営業側でも、口腔内スキャナのような戦略商材について、医院のチェア稼働率や院長交代のタイミングからターゲティングができるようになり、提案の初速と精度が上がっています。
導入前の課題
Oracle運用時代の施設マスタは社内独自構造で、Salesforceの導入時に法人・医院の名寄せやID管理でトラブルが多発していた。
顧客の営業活動状況を医院単位で可視化できず、商材によっては営業の重複・抜け漏れが発生していた。
口腔スキャナや手術顕微鏡などの注力商材で、どの医院が「導入余地あり」かの判断が属人的で、営業リソースの最適配分が難しかった。
導入後・導入効果
SCUEL MDMの導入により、Salesforceへの移行がスムーズになり、法人・事業所の重複排除や更新の自動化が実現できた。
院長交代・チェア稼働率などのデータをもとに、スキャナ導入の可能性が高い医院をターゲティングし、営業活動の精度が向上。
SCUELのホワイトスペース分析で、未取引医院の一覧化や、営業強化すべきエリア・法人を可視化。マーケと営業の連携が強化された。