帯状疱疹ワクチン定期接種の概要
- 制度変更の時期:
- 2025年4月(令和7年4月)から帯状疱疹ワクチンが定期接種化される
- 一部自治体では6月開始(北上市、袖ケ浦市など)
- 対象者:
- 主な対象は65歳以上の特定年齢の方
- 特定の免疫障害がある60歳以上の方も対象
- HIVによる免疫機能障害を持つ方が特記されている自治体も多い
- ワクチンの種類:
- 生ワクチン(ビケン)
- 組換え/不活化ワクチン(シングリックス)
- 自治体によって選択可能
- 費用:
- 定期接種は一部自己負担または無料(自治体により異なる)
- 対象者には接種券や予診票が送付される
- 指定/協力医療機関での接種が基本
現行制度からの移行
- 任意接種から定期接種への移行:
- 多くの自治体で令和6年度まで実施していた50歳以上対象の任意接種助成制度が終了
- 三木市など一部自治体では令和7年3月31日が任意接種助成の締め切り
- 助成金額:
- 任意接種の助成額は上限4,000円程度(三木市など)
- 定期接種の自己負担額は自治体によって異なる
地域的特徴
- 全国的な傾向:
- 北海道から九州まで全国の自治体でほぼ同時期に定期接種化
- 実施時期や助成内容に若干の地域差がある
- 情報提供の方法:
- ほとんどの自治体が2025年3月中旬に情報を更新
- 対象者への個別通知を予定している自治体が多い
疾病情報の共有
- 帯状疱疹に関する知識の普及:
- 水痘帯状疱疹ウイルスが原因であることの説明
- 帯状疱疹後神経痛のリスク説明
- 早期治療の重要性と予防接種の効果についての情報提供
- その他のワクチンとの関連情報:
- 風しん、肺炎球菌、インフルエンザなど他のワクチン情報と合わせて案内している自治体も多い
まとめ
この分析から、2025年4月から日本全国で帯状疱疹ワクチンの定期接種が開始され、高齢者を中心とした予防接種体制が整備されることがわかります。自治体によって細かい運用方法や対象年齢、費用負担に差はあるものの、全体として統一的な政策変更が進められています。また、既存の任意接種制度から定期接種への移行期間にあることも特徴的です。