3〜4年前の病院名簿を使っていませんか?
「あれ、この病院、担当者さん変わってる…」「この住所、もう移転してたんだ…」
営業先や既存の顧客リストを見て、そんな風に思ったこと、ありませんか?多くの会社が使っている病院のリストは、一度作成するとなかなか更新する機会がないものです。しかし、その間にも病院は絶えず変化しています。
私たちが届けたいのは、単なる病院リストではありません。その「変化」を丸ごとキャッチした、いわば”生きた”データです。実はこの変化には、住所変更のような守りの情報だけでなく、とても重要な営業・提案の機会になったりするんです。いつもの病院リストに「変化」という新しいスパイスを加えるだけで、見え方がガラッと変わるかもしれません。
病院の情報は1年でこんなに変わっています
「そうは言っても、それほど大きくは変わらないのでは?」と思われるかもしれません。しかし、私たちが2024年4月と2025年4月のデータを比較したところ、実に多くの変化が確認できました。

病院の「院長」は、年間843人(約1割)交代
まず、病院のキーパーソンである院長の交代や役割の変更は年間「843件」にのぼりました。全国の病院は約8,000施設。つまり、およそ1割の病院で院長が交代していることになります。こうした変化のタイミングは、信頼関係を再構築する絶好の機会であり、新しいニーズが生まれる瞬間です。営業やマーケティング活動において、見逃せない“動き”だと言えるでしょう。
- 院長先生などの交代:843件
- 運営法人の変更:92件
病院の「名称や住所」は、年間100施設以上が変更
病院は一見「変わらないもの」と思われがちですが、実は名称変更や住所の移転といった“目に見える変化”も、毎年起きています。
- 名称変更:115施設
- 住所変更:44施設
- 電話番号の変更:15施設
- FAX番号の変更:54施設
「名称や住所」の変更を合わせると、年間で150件を超える変化が発生している計算になります。つまり、毎年50~60施設に1件のペースで変わっているのです。こうした変化を捉えられていないまま古い病院名簿を使ってしまうと…
- 郵送DMが届かない
- 電話をかけたら「担当者がいません」
- 移転前の住所に訪問してしまう
といった、営業やマーケティングの機会損失につながる可能性も。
病院の「役割」も、大きく変化
見た目の変化だけではありません。病院が担う「役割」や「機能」も、毎年のようにアップデートされているのです。
- DPC対象病院:25施設(増加)
- 地域医療支援病院:11施設(増加)
- 災害拠点病院:6施設(増加)
こうした変化は、その病院が地域で果たすべき役割や、国から求められているミッションの転換を意味します。
例えば、DPC対象病院への移行は「急性期医療に特化し経営効率を高めたい」という経営判断の表れかもしれません。地域医療支援病院になったということは、「他の医療機関との連携強化」を本格化させる準備が整ったとも言えます。
こうした“機能の変化”は、新たな設備投資や業務システムの刷新、地域連携支援サービスなど、営業提案のきっかけになりうる大きなシグナルです。1年でこれだけの変化があるのなら、それをキャッチして活かさない手はありません。
病床数の見直しは、583施設(病院・有床診療所)で実施
次に注目したいのが、設備投資や医療提供体制の変化に直結する「病床数」の増減です。
単なる数の増減ではなく、その背後には病院の経営戦略や機能転換といった、大きな意思が隠されています。
- 病院
- 病床数の増加:83施設
- 病床数の減少:412施設
- 有床診療所
- 病床数の増加:9施設
- 病床数の減少:79施設
合計すると、1年間で583もの施設が病床数を見直しています。つまり、全国にある病院・有床診療所のおよそ6〜7%が、「患者の受け入れ体制を変える決断をした」ということです。病床を増やした施設は、新棟建設や設備強化、ICUの拡充など新たな設備投資のニーズが期待できます。一方で、病床を減らした施設も単なる縮小とは限りません。
- 急性期から回復期・慢性期への転換
- 在宅医療やリハビリ重視への方針転換
- 医師不足やコスト削減に対応した再構築
といった、時代に即した柔軟な事業再設計の兆しとも捉えられます。これまでとは異なる医療機器やサービスの需要が生まれているかもしれないのです。 病床数という一見“数字”に見える変化が、病院の進む方向そのものを語っていると感じませんか?
「病院リストは変わらない」は、思い込みかもしれません
けれど実際には、1年で数百件の病院が名称を変え、院長が交代し、病床数を見直している。
そしてこれは、“最近に限ったことではなく、実は昔から起きていた”かもしれないのです。
私たちが見逃していたその変化こそが、失われた営業機会だったのかもしれません。
今、その“見えなかった変化”をキャッチできる時代になりました。
SCUELなら、こうした変化を月次で検知し、タイムリーに活用することができます。
さらに、御社に眠っている古い病院リストとSCUELをマッチングさせることで、名簿の「クレンジング」や「最新化」も可能です。
古いデータをまるごと捨てる必要はありません。むしろ、これまで積み上げてきた接点や履歴に、「今の最新情報」という価値を重ねることができます。
そして何より大きいのは、ディーラー任せの“待ち”の営業ではなく、本社主導で仮説を立て、“攻めの一手”を打てる体制が整うこと。
変化に気づけるかどうか。
その一歩が、営業効率も、提案の質も、未来の成果も大きく左右します。
SCUELは、病院という変わり続けるマーケットを、チャンスに変えるためのデータ基盤です。
もし今も静的な名簿に頼っているのなら、
「今の病院リスト」と出会い直す機会を、私たちにお手伝いさせてください。
*本ページ掲載の記事は、2024年4月と2025年4月の両時点で存在が確認された病院および有床診療所を対象としています。比較件数については、表記揺れによる差分件数が一部含まれている可能性があります。この期間内に新規開設または廃止された施設は、本集計には含まれておりませんのでご留意ください。